「なりたい自分」になるためには、思っているだけでは前に進みません。
とにかく自分が良いと思ったことは、小さな一歩を踏み出し、続いての一歩を踏み出し、ハードルを低くして、どんどん跨(また)ぎ続けることが肝心なことかな。
スモールステップ
私の場合、ジョギングを日課として続けるために「トレーニングウェアを着る」というハードルから跨ぎ始めます。
普段は、仕事を終えて自宅へ戻ってからジョギングするようにしています。
ところが、「疲れた、座ってお茶で一息ついてから」「今日はちょっと膝が痛いかな」「TV番組が気になる」あれこれ・・・、ぐずぐずとして、なかなか始動できません。
そんな思いを断ち切るために、帰ってスーツを脱ぐと同時にトレーニングウェアを着てしまうようにしています。
すると、もう着替えてしまったということから抵抗をあきらめ、走る気持ちにスイッチが入ります。
そして、とにかくすぐにランニングシューズを履いて玄関から外へ飛び出してしまう。
まず歩き始めます。
歩いていると、じわ~っと走る気持ちが湧いて来て、1㎞程度小走りしてみるようになります。
やがて2~3㎞のジョギングとなり、どんどん欲張りに最終的になっていき、10㎞ほど走り切ってしまいます。
できることからコツコツとやっているとどんどん行動が広がっていき、重ねていくことで、やがて習慣化されていきます。
習慣になると強い意志力の起動をさほど必要としなくなり、自動的に体が動くようになってきます。
この要領で、良いと思ったことを習慣化していくとうまくいくことが多いようです。
悪い習慣をやめる
さて、今、佐々木典士さんの「ぼくたちは習慣で、できている」(WANI BOOKS)という本を読んでいます。
習慣化していくためのアイデア、方法がたくさん書いてあります。
その中で、“なるほど”と思うことがありました。(あくまで私個人の新鮮な気づきです)
それは、『自分の子供に習慣にして欲しいかどうか』というフレーズで、本では、「悪循環を断ち切る」というくだりで紹介されていました。
私は、ダイエットをしているにもかかわらず、スナック菓子が好きで、ついつい買ってぺろりと食べてしまいます。
今日はこれだけ走ったからいいか、塩分補給もあるし」とか、「今日は特別で明日からやめよう」とか、「ごはんを控えた分少しはいいか」とか、何か言い訳をしながら食べてしまいます。
しかも、夜の10時を超えてのおやつはダイエットだけでなく、胃にも良くないとは分かっていますが、止まらない。
そこで、このフレーズ『自分の子供に習慣にして欲しいかどうか』です。
子供にはこの習慣はやめるように叱るでしょう。
それを親たる自分がやっているなんて、恥ずかしい事です。
そう考えると、「やらない」と決めてしまうことができそうな気持になりました。
「スナック菓子をやめる」、決めてから2週間経過し、現在継続中です。
「親としてのプライド」も捨てたものではありません。
目標に向けては、スモールステップで着実に進んでいくこと、よい習慣を身につけること、悪い習慣をやめること、いろいろな工夫を続けることが大切なようです。