目標を高く持ち、日々チャレンジしていく、「ありたい姿」に向けた努力は欠かせないもの、そんな常識を変える一冊でした。
書籍「小さな習慣」スティーブン・ガイズ著(ダイヤモンド社)で説いていることは「目標は、ばかばかしいぐらい小さくしろ」というものでした。
「大きな目標を掲げるのはいいのですが、その目標を達成する自分の能力を過大評価してしまっているのです」
「小さすぎて失敗すらできないちょっとしたポジティブな行動」
「モチベーションをあげようとしてはいけない」
この3つの言葉が心に突き刺さりました。
目標達成のためには「スモールステップ」という踏み出しの大切さは理解していましたが、自分の能力を過大評価していたということは否めません。
これまでのやり方が間違っていた
「目標設定は少し背伸びするくらいに設定すべき!」は、ビジネスマンの目標管理上のセオリーとして常識です。
目標達成には苦労はつきもの、強い意志と忍耐が必要で、ストレスに向き合ってストイックに努力を重ねるものと思っていました。
目標は高くてもいい。但し、そこに至る日々の「歩み」は、ばかばかしいぐらい小さく、失敗すらできないほどのポジティブな行動で習慣化するのが良いというのがこの本の教えです。
これまでの目標達成に対する考え方が変わりました。
自分ならできるということを信じる
目標達成のための「あるべき」行動の習慣化(義務化)に何度となくチャレンジし、数多くの失敗と挫折を味わってきました。
繰り返す失敗は新たなチャレンジに対してもすぐに「またやり直せばいい」という諦めの口実を与えます。
「できない!」「自分なんて」と自己効力感が低下し、負のスパイラルから抜け出ることはできません。
これまで、チャレンジするエネルギー源をモチベーションに求めていました。
「ありたい姿」を強く思い続け、意志を強固に保つことが大切とばかり考えていました。
しかし、「小さな習慣」では「モチベーションをあげようとしてはいけない」というのです。
確かにモチベーションという時々の感情に影響を受けるものに頼っても確かな「歩み」は得られないでしょう。このことは慧眼です。
「小さすぎて失敗すらできないちょっとしたポジティブな行動」の実行へ
目標は、ばかばかしいほど小さくということですが、それ以上の成果が上がるようです。
例えば、ジョギング習慣では、1日100メートルの目標は実際には1キロメートルのジョギングとなり、小さな目標はそのままにそれ以上の行動が引き出されることになるようです。
目標は欲張らず、3つぐらいがいいようです。
そこで、私は次の行動の習慣化することにしました。
- ワンセンテンスのブログを毎日書く
- 毎日机に4分間座り、本を読む
- 毎日ストレッチをする
バカバカしいほど小さく設定、楽々実行いつも100%達成で、「できる自分」を味わいましょう。