2019年1月11日No.74 論語のワンセンテンスブログです。
意志が強固で怯まず、飾り気がなく無口、実直で素直な人は、「仁」ある人に近くいという意味です。
その人が思いやりを持つ、まごころのある人かどうか?
無口という尺度では測れないですが. . . 。
子路第十三の二十七の言葉。
無口というよりも余計なことを喋らないということなのでしょう。
思ったことを率直に話すのが良いと思って話していると、ついつい調子に乗っていらぬことまで喋ってしまうことがあります。
後悔先に立たずです。
「朴」はうわべを飾らない、素直な様を表します。
「訥」は話し下手、口ごもる様子を表しています。
やはり話し下手では困ります。
「仁」に近づくには、コミニュケーション能力が必要で、真意をきちんと伝えることができないといけないのではないでしょうか。
技巧に走ったり、雄弁過ぎても信頼されませんが、相手を思い、時に言葉を選びながら伝えることは信頼につながる大切なことだと思います。
人を見て法を説く、方便の例えもあります。
「朴訥」が必ずしも良いとは限りません。
今回の孔子の言葉では、「剛毅」という言葉にある強固な意志、揺るがない心、というのが一番のキーワードなのではないでしょうか。