東京国立博物館をぶらり訪問、法隆寺宝物館で心落ち着くひと時を!

東京国立博物館で穴場発見!「法隆寺宝物館」です。

企画展の展示場所になることが多い「平成館」や博物館正面の本館は訪れる人も多いですが、「法隆寺宝物館」あまり知られていないのではないでしょうか。

私もこれまでに何度か足を運んでいましたが、全くその存在に気づきませんでした。

2018年12月16日、日曜日の午前10時過ぎ。ぶらり散歩のつもりでやって来ました。

東京国立博物館、入場券売り場は外国人観光客が2組だけ、特別な企画展もない時期で閑散としていました。
料金は620円、自動販売機からチケットを購入し、ゆったりとゲートを通り過ぎました。

入り口を入って、ふと足元をみると案内表示。「←150m法隆寺宝物館」
どういうこと???

入口の足元案内板

とても不思議な気分になり、行ってみることにしました。

その場所は、正面玄関左、表敬館の裏手に隠れてひっそりとありました。

法隆寺宝物館全景

正面左側の扉を入っていくと、広いエントランスホールになっていて、受付のお姉さんがひとり。お客さんは私の他は誰もいません。

1階の展示室入り口に解説がありました。

「法隆寺宝物館では、奈良の法隆寺が明治11年に皇室に献納し、のち昭和24年に国有に移った宝物300余件を展示している」。

奈良の正倉院の宝物が8世紀であるのに対して、ここに展示の宝物は7世紀のものが多く、より古い時代のものが収蔵されているとのことでした。

入ってすぐは第1室、灌頂幡の展示です。

灌頂幡(銅製)

灌頂幡とは、寺院の仏座を飾る天蓋からつるす幡のことで、飛鳥時代の金銅製の幡(国宝)が展示されていました。透彫りが見事です。

灌頂幡(天蓋から吊るした模造)

感動したのは第2室、金銅仏の展示室です。
暗い展示室に等間隔にライトアップされる飛鳥仏の見事なこと、ひとつひとつ表情、お姿が違います。

観音菩薩立像7世紀飛鳥時代

静寂の中、自分の靴音だけが響く、ひとり仏の世界に迷い込んだような錯覚に陥りました。
時間の感覚もありません。

如来坐像7世紀飛鳥時代

私以外にもうひとりお客さんがいるようでしたが、まったく気になりませんでした。
こんな体験は初めてです。

観音菩薩立像7世紀飛鳥時代

第3室は、伎楽面だそうですが作品保護のため、金曜と土曜のみの展示だそうで、今回は見ることができませんでした。

2階に上がって第4室、5室は工芸品、絵画です。

海磯鏡(銅鏡)

目を引いた国宝「海磯鏡(かいききょう)」を紹介します。白銅製で8世紀奈良時代のものと伝わります。
漁師が舟を出している姿、海や磯の岩場には水鳥が配してあり、磯辺の文様が荒々しくも美しく形どってあります。

続いては法隆寺の印鑑です。

法隆寺印(銅製鋳造)7世紀飛鳥時代

法隆寺の創建が607年と伝えられており、当時の文書発行に用いられていたものなのでしょう。押印する時、権威の息遣いが感じられるのは私だけでしょうか。

鵤寺倉印銅製鋳造平安時代9~10世紀

その他、鼓の胴、漆器、銅鏡、瓶など、飛鳥時代の重要文化財が目白押しでした。

第2室の金銅仏との出会いが最高でした。

「気」を整えたい時、法隆寺宝物館、お勧めします。

この記事を書いた人

烏山資之

烏山資之

企業で「人の成長」にかかわる仕事に長く携わってきました。

プロフェッショナルとして「人の成長」に関わり続けることをライフワークとし、少しでも誰かの成長のお役に立てればと思っています。

ブログでは、そんな私が学んだこと、気づいたこと、感じたことを発信し、誰かの、何か、前進のヒントになればと思い情報を発信し続けます。

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