2019年4月11日No.163 ワンセンテンスブログ
私がセミナー受講後に心がけていることがあります。
セミナーを終えた段階では知識として知った、トレーニングを受けて手順を覚えた、というレベルです。
続いて、職場で実践することで定着させなければなりません。
どのようなセミナーを受けたかによりますが、学んだことを定着させ、どのように自らをフォローしていけば良いのでしょうか。
これまで見聞き、実践してきたことで良かったと思うものをあげてみました。
お読みいただいている方々のヒントになれば幸いです。
実践の機会を多くつくる
・スケジュールに入れる
なんと言っても、セミナーが終わったら、すぐに実践の機会をスケジュール表に書いて、その日に向けて復習(準備)をするようにセッティングすることが大事。
・アラームをセットする
iPhoneなどのリマインダーにセミナーで忘れてはならない大事な言葉を定期的に表示するようにする。
(私の場合は、「月曜正午に「リフレームでネガティブ思考をポジティブに!変える」を表示させるようにしています。
・他の人に約束する
セミナーで知り合った人に、学んだことの実行を約束し、1週間後、1ヵ月後などの期日に、約束を果たしたかどうか、電話や電子メールでのチェックを受けるようにする。
他の人との約束は、自分に対する強制力が働き、とても強力な後押しになります。
・ブログに書く
最強の自己成長の加速装置かもしれません。
セミナー内容の要点をまとめなおすことで、アウトプット学習になります。
情報発信しようとすると、さらに広く深く学習したり、実践レポートを投稿するなど継続学習へとつながっていくことが多いです。
実践の公表は「行動宣言」にもなり、最強の強制力となります。
・レベルを下げて実行しやすくする
学んだことを、できるだけ無理なく毎日実行できるように、実行のハードルを低くし、徐々にレベルアップすることで行動の習慣化を図る。(習慣化については「習慣化にトライしている人に朗報、これで確実に「ありたい姿」に近づける、書評「小さな習慣」」こちらのブログ記事をどうぞ)
・セミナーエッセンスを身近に持ち歩く
セミナーで学んだ「まとめ」やキーワードなど、決意表明など、学んだエッセンスを手帳に挟む、机に貼るなど、いつも目に入るようにしておくことも有効です。
その他にもたくさん工夫はあるでしょう。
今回紹介の工夫は、たいしたことはありませんが、お読みいただいている方々のアイデア出しの触媒になればと思い、あげさせていただきました。
スキルを誰のために活用するかを考える(I You We)
「誰のため?」ということは、セミナー受講前に考えていることです。
受講後にもう一度整理することで、より深い目的観へとつながり、学んだスキルの定着と活用が図れるのではないでしょぅか。
その時の視点が、I You We 、です。
I(私)の視点
まず、I(わたし)のためにスキルを使うということです。
スキルを使って自分の役に立てる、自分の成績をあげるということで、誰もが考えることです。
「このスキルを使って、私は何を獲得するのか」を考えます。
You(あなた)の視点
続いて、You(あなた)のためにスキルを使う場面がないかと考えます。
「スキルを使うことによって誰かを助けることはできないか」「誰かに提案するようなことはないか」という視点でスキルの活用を考えます。
他の人のためにスキルを使えば、他の人からの感謝も得られ、深い満足感が得られるでしょう。
Youの視点では、他の人に教えるということも含みます。
よく言われることですが、学んだことの定着には人に教えることが一番確実です。
教えるためにはまとめ直す必要がありますし、自分なりの実践による咀嚼も必要です。
うまく教えることができるということは完全に身についたことの証拠にもなります。
We(私たち)視点
最後に、私たちWeの視点で学んだことを活用できないかということです。
「スキルを組織のノウハウとして生かすにはどのように行動するか?」
Youの視点同様、メンバーに教えてチーム全体に広げることも考えられるでしょう。学んだフレームワークをチームの「思考・行動文化」として定着させるのに一役買うということです。
また、「自分がスキルを身に着けることで発揮できるリーダーシップは何か?」「自分の新しい行動がメンバーにどのような影響を与えるか?」について考えてみるというのはどうでしょうか。
学んだ新たな視点がチームメンバーの手本や行動規範になるようなケースは想定できないか、考えてみるとさらに組織への貢献の可能性が広がります。
セミナー参加の効果以上に、高い成果が得られ。より高い満足感が得られるでしょう。
最後のまとめ
セミナー受講後にさらに自己を成長させる方法について書いてきました。
一番のコツは、早いうちに実践するということです。
失敗もあるでしょうが、どしどしと経験を積んでいくバイタリティです。
学んだことを広く活用し、役立てることが大切です。
これらをヒントにセミナーで学んだことをしっかりと身に着ける努力をしたいものです。