№247 ワンセンテンスブログ。大阪万博の象徴、太陽の塔の製作者でお馴染みの岡本太郎氏の言葉を取り上げました。
今日のワンセンテンス
いつも読書しながら、一種の絶望感をおぼえる。確かに面白い。対決もある。だが眼と頭だけの格闘はやはり空しい。人生はまたたく間もないほど短いのである。ハイデッカー、ヤスパース、サルトルにしても、実存を説きながら、なんであのようにながながと証明しなければならないのか。その間に絶対の時間が失われてしまう。サルトルに言ったことがある。「あなたの説には共感するが、あのびっしりと息もつまるほど組み込まれた活字のボリューム。あれを読んでいる間、いったい人は実存しているだろうか。」 奇妙な顔をして私を見かえした。
私は今生きているこの瞬間、全空間に向かって、八方に精神と肉体を飛び散らしたい。(「思想とアクション」エッセイの贈り物2 岩波書店)
岡本太郎氏の言葉からの気づき
最近、 頭でっかちになっていませんか。
そんな声が聞こえてきました。
本を読んだりセミナーに出たり、忙しく学ぶことに必死になり、これをどう活用するかに意識が向いていない自分に気づきました。
死んでいるとまでは言いませんが、生きているということを忘れていたようです。
生きているということをもっと体で感じるべき、風を感じながら、息づかいを感じながら走っている瞬間瞬間を楽しむべき。
そうあらためて感じました。
学びと気づきの循環
机に向かって勉強をする、本を読む、セミナーで学ぶ。
知識を身に着けることは大切です。
しかし、外へ出て体を動かす、試してみる、体験する。
行動することでの気づくことも多くあります。
知識をいくら貯め込んでも活用しなければもったいないし意味がない。
何のために勉強するのか、
知識やスキルは使ってはじめて活きるのです。
使ってみて、知識の本当の意味に気づき、スキルはコツがつかめます。
そして、知識は深まり、スキルが本当に身に着くのです。
学び、気づき、そして学ぶ。そんな循環が望ましい。
走りながら考えるくらいがちょうどいい
「よく考えて行動しなさい」子供のころ母親に口癖のように言われていたことを思い出します。
何か行動する時には、きっちりと計画を立てて必要な準備をして万全の体制で臨む、そんな仕事の仕方、生き方が好きでした。
性分にも合っているのでしょう。性に合っているということは心地よいということです。
しかし、それではちょっと損をしているように思えます。
特に私の場合は、行動を優先するぐらいの方がちょうどいいように思えます。
学びと気づきのサイクルのスピードをあげる、とにかくすぐに実践してみる。
そうすることで、脳みそだけを使うのでなく、五感を使うことができます。
行動することで感性を磨くことができ、今までにない体験、まだ知らない才能が花開くかもしれません。
岡本太郎氏の言葉からの学び、気づきでした。
おまけ、太陽の塔の復活
岡本太郎氏政策の太陽の塔、万博閉会後は記念公園内でモニュメントとしての位置づけでしたが、「太陽の塔内部再生」事業により復活し、平成30年3月から内部を公開するようになりました。
詳しくはこちらのホームページをどうぞ。