№248 ワンセンテンスブログ。NHK朝ドラ、人気の「スカーレット」でハッとする言葉に出会いました。
2020年1月10日の放送、第83話「新しい風が吹いて」の中での台詞です。
今日のワンセンテンス
前へ進むという事は、つくったもんを壊しながら行くいうことや!
壊して進もうや!
ドラマでの会話
主人公川原喜美子の言葉です。
夫の陶芸家八郎は3年前の金賞受賞から飛躍ができず苦しんでいます。
信楽の原材料へのこだわり、「信楽に根っこはやして生きていく」決意からのこだわりからでした。
「やってみたらええやん、他と土地の材料、桜島の火山灰とか使うたらええやん!」
喜美子は八郎に言います。
「それが足枷になってるんちゃうの?」
「八さんのこだわりが八さんを苦しめてるんちゃうの!」
「発想の転換やと思うな。別の考えをせなあかんのとちゃう。」
「壊したらええんよ。いったん作ったものを壊さんとあかんのと違うの?そこに縛られてるからあかんのとちゃうの。」
「壊そうや、一緒に!壊して進もうや!」
「前へ進むという事は、作ったもんを壊しながら行くいうことや!」
しかし、八郎は拒否します。
「ちゃうわ!僕と喜美子は違う人間や」
夫婦で未来ノートを作って、共に歩んできた二人。
ドラマはどうなるのでしょうか?
前へ進むということ
朝の慌ただしい時間帯、テレビから聞こえてきた会話でした。
「壊して前へ」ということが心に響きました。
とにかく前へ進まないと始まらない。
自分の性格はどちらかというと行動が遅いほうです。
なので、行動指針として「まず行動」を心掛けています。
拙速でも前へ進めて、前へ進めることで状況が変わり、そして状況を見て、行動に軌道修正をしていく。そうありたいと願っています。
しかし、ポリシーというのか、こだわりを大切にすることも必要です。
やみくもに動いて、散らかして、結局何も得られないということにならないようにするためです。
また、こだわりを持った探求は、ものごとを深めていくことにつながります。
結論的には、動くことも大切。こだわりを持つことも大切。
要は、変える部分と変えない部分とを分ける。あるいは、時に動き、時にこだわる、ということなのではないでしょうか。
気まぐれという意味ではありません。
こだわると決めた事は徹底的にとことんこだわってみる。
そして、こだわって行き詰って停滞していると感じたら、今度はあっさり壊して、捨てて、徹底的にとことん動いてみる。
この繰り返しではないかということを感じました。
壊すことで前へ進む、創ったものを壊すことが次へ進むということ。
成長そのものを意味するフレーズです。