「自分」を仕事にする生き方』はぁちゅう著 幻冬舎、はあちゅうさんの本を初めて読みました!
この本のテーマは「自分という最大の資産をもっと有効活用して、より楽しく、より豊かに生きていく」というものです。
作家でありブロガーとして生きている彼女とこれまでサラリーマンとして仕事をしてきた自分との境遇の相違点はありますが、多くを共感することができる内容だったと思います。
立花 Be 塾の課題図書として読んで、感想をブログに記載します。
「自分を仕事にする」に共感
本のタイトルにある「自分を仕事にする」 という感覚は以前から持っていました。
私はサラリーマン的には真面目ということなのかもしれません。
仕事/遊び、仕事/仕事以外、といったものの間に境界を持つという考え方はこれまであまり持っていませんでした。
一人の人間であり、24時間365日ある中で、それを生き方において二分するという考え方は馴染まないように感じていました。
この本では、仕事と好きなことを一致させるということが書いてありましたが、とても共感できるところでした。私も好きなことの延長に仕事があるべきと思っています。
作業と仕事の違い
この本の中に、次のように書いてありました。
“こだわりも熱意もない仕事はただの作業だ”
“本来、目的に向かってするのが「仕事」であって、目的を忘れ、頼まれたことをただ終わらせることは「作業」でしかありません」”
作業は目的なくただ人に言われてやらされていること、仕事は目的があって自らなすべきこととして実行していくことです。
フリーランスであってもサラリーマンであっても、作業と仕事の本質を理解していれば、仕事と好きなことを一致させて生きるということは可能です。
社会や組織の中にいると時には作業をやらないといけない場面もあります。でもそれは人生の本流ではありません。
組織の中にあっても、自分が仕事だと思うことを見つけ、仕事を創り出し、こだわって熱意を持って取り組んでいくのです。
私は仕事の中には自由と責任の二つの考え方が含まれていると考えています。
自分でやりたいと思ったことを熱意とこだわりを持って行動を選んでいくという自由、その行動が誰かのために役に立ち、自分がやらなければならないという責任、この二つが備わっているものが仕事だと思います。
さして誰かの役に立っていることが対価として報酬に結びついているのが仕事です。
「会社人間」は、誰かに言われるがままひたすら黙々と作業をする人のことを指し、「仕事人間」は 会社の中にあっても会社とは一線を画して独立して「仕事」をしている人のことを指すのではないでしょうか。私はそう思います。
最後に
「生きることを趣味に」とありました
趣味にするというのは少し抵抗がありますが、好きなことで満たしていくということで同意です。
平日も休日も自分の人生、曜日にテンションを左右されない。これにも全く同意です。
趣味にするというのはともかくとして、一分一秒を無駄にしない生き方をしたいと考えます。
無用の用という言葉もありますので、そもそも無駄はないと考えれば、一分一秒を大切にした生き方をしたい、というように訂正します。
数年前の NHK大河ドラマ「龍馬伝」というがありました。福山雅治主演のドラマです。
坂本龍馬が父親から送られた言葉が今も私の中の大切な言葉として残っています。
「命は使い切らんといかん」
坂本龍馬の父親はその言葉を残して亡くなっていくのでした。
「自分を仕事にする生き方」いろいろ刺激をいただけて、良い本だったと思います。