自問自答の力・内省力/”気力”の充実(その1)、”気がかり”に対応する

「やりたいこと実現」に向けて行動を起こしていく時、行動を変えようとする時には”気力”の充実が必要です。

実現したいという強い動機や意欲があっても”気力”の充実がなければ目標達成には至りません。

“気力”の充実は継続していなければなりません。一時的にやる気になって頑張れたとしても、エネルギーを放出してしまいガス欠になってしまいます。新たな充実を待たなければなりません。

“気力”の充実と言う時、継続的に目標に向けた行動がとれるように、”気力”を整え、”気力”を蓄えるマネジメントが含まれます。

“気力”を充実させるためには、

  1. “気がかり”に対応する(本稿・その1)
  2. “気力”の充実のために自分の時間の使い方をマネジメントする(その2その3
  3. “気力”の質・量を広げる(その4)

ということが考えられます。

まず、今回は1.について考えてみたいと思います。

せっかくやる気になっているのに、あれこれ気になってなかなかやりたいことにたどり着かない。やり始めたもののどうもあの案件が気になって...。

自問自答(セルフコーチ・自分への質問)
「気力が下がっていく時、心の中で何が起こっているのでしょうか?」

  • 部長に頼まれた件、今週中に報告しないといけないけど、まだ手をつけていなかったよな。
  • Aさんからのメールの返信、まだしていなかったよな。まずはそちらから片づけたほうが...。
  • この本を読もうと思って買ったんだけど...、読みかけの雑誌があったな...。
  • 机の上の整理整頓をしてから気持ちよく取り掛かりたい。

私の心の中を覗いてみるといつもこんな状態です。

まさに「せっかくやる気になっているのに」と気力が満ちてくるそばからどんどん気力が漏れていってしまうのを感じます。
ちょっと考えただけでも数件の”気がかり”がでてきます。

「やりたいこと実現」に向けて行動を起こそうとする時、”気がかり”は不定期に頭に浮かび、行動を邪魔します。ひょっとしたら頭に浮かんだ状態でなくても、無意識に脳の一部を占拠して、”気力”の充実を妨げているかもしれません。

このやっかいな”気がかり”を何とかやっつけなければなりません。

自問自答(セルフコーチ・自分への質問)
「今の”気がかり”は何ですか?」
「”気がかり”が解消された時に何が得られますか?」

次のようにリストアップして、顕在化させることから始めてはいかがでしょうか?

内容は仕事のことだけでなく心にひっかかることすべてを対象にします。

例えば...

□実施した研修のフォローアップ、十分と言えるかどうか
⇒受講生のスキルアップ定着、信頼関係構築

□次期プロジェクトの企画構想を考え始める
⇒プロジェクトが進捗し、スケジュール化が進む

□コーチング実施後のフォローアップ
⇒クライアントの継続的に成長する支援、信頼関係向上

□習慣化への取り組み
⇒自分のレベルアップ、無意識の前進・自己成長

☑お正月帰省の行程
⇒無理のない少しでも快適な移動、家族の喜び

□老朽化した家の壁の修繕
⇒家屋の長持ち、長期的な節約

☑冷蔵庫の卵の賞味期限
⇒食あたりなどの心配解消、食事づくりでの自由

工夫としては、

(1)解消された時に得られるメリットを一緒に考えるようにしました。

そうすることで”気がかり”解消への動機付けができるのと、やっつける時の重要度・優先度がイメージできることが得られることわかります。
重要度を考える時に、あえてこの”気がかり”はやらないとキッパリ決めることができるかもしれません。
あるいは放置しておいても時間が解決するという見込みが立つ場合もあります。

さらには、(2)チェックボックスを作っておきます。

“気がかり”が解消された時に完了のチェックを入れ、スッキリ感を味わうようにします。
“気がかり”をやっつけようとする時に、(3)自分で抱え込んでいないかの視点も大切です。
誰かにやってもらう可能性を考えてみます。お正月の帰省行程は妻に任せることで解決しました。

そもそも(4)”気がかり”をつくらないことも考えておくと良いでしょう。

ついついメールの返信を後回しにする傾向、期限間際でないと取り組まない傾向、すべて自分から指示をださないと気が済まない性分、PCを起動するとまずネットニュースを見てしまう重要でない習慣など、自分の性分や癖に気づくことが大切です。

良き習慣に書き換えるよう取り組むことが根元断ちにつながります。

そして最後に、(5)”気がかり”をやっつけることが目的化していないか、自分にチェックを入れましょう。

そもそも”気がかり”をやっつけることで、”気力”の散逸を防ぎ、「やりたいこと実現」のための”気力”を充実させるという取り組みでした。このことを忘れないことです。

自問自答(セルフコーチ・自分への質問)
“気がかり”が明確になった時、解消された時のメリットは何ですか?
“気がかり”が解消された時のメリットは何ですか?

“気力”の充実のため、再度メリットを押さえておきましょう。

  • 「やりたいこと実現」に向けての行動、変化への行動に対して、”気力”が充実し、集中力が増す、自分の環境が整うということがあげられました。
  • “気がかり”から解放されることで、時間ができます。もちろん”気がかり”をやっつけるのに時間を要しますが、”気がかり”をマネージすることで、トータルに見て時間が捻出されるのではないでしょうか。
  • “気がかり”が頭に浮かんであれこれと気に病む必要がなくなり、スッキリと集中できます。
  • “気がかり”にしっかり対応しているという自信が生まれ、さらなる”気力”アップにつながります。

長くなりましたので、以下は別稿にしたいと思います。

  1. “気がかり”に対応する(本稿・その1)
  2. “気力”の充実のために自分の時間の使い方をマネジメントする(その2その3
  3. “気力”の質・量を広げる(その4)

この記事を書いた人

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西口満

「気づきによる学び、自ら成長する」を支援し、ひとりひとりのウェルビーイングの実現と生産性の高い職場のチームづくりを行い、企業や社会の発展に貢献する

ビジネスリーダー育成コーチ、
人事戦略のコンサルティングをしています。

プロフェッショナルとして「人の成長」に関わり続けることをライフワークとし、少しでも誰かの成長のお役に立てれば幸いです。

ブログでは、そんな私が学んだこと、気づいたこと、感じたことを発信し、誰かの、何か、前進のヒントになればと思っています。

これからも情報を発信し続けます。

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