パーソナルブランディングと”新しさ 専門性”/「個性」を究めるためには「真似ぶ」ことから

№180ワンセンテンスブログ

菅野薫さんの言葉からヒントを得て、パーソナルブランディングのためのカギのようなものを発想しました。

№179に引き続いて六本木未来大学講義録2から見つけた引用です。

今日のワンセンテンス

「新しさ」というのは絶対的な概念じゃなくて、相対的な概念です。過去に行われたことと違うことが含まれていると証明できるから、「新しい」と定義できる。つまり、過去の事を知らない限り、それが「新しい」かどうかの評価ができない。だからこそ、日頃から表現の技法について徹底的に調査が必要となります。前例を安心して真似するために学ぶのではなく、「新しさ」を発見するために過去を学ぶんです。
六本木未来大学での講義録『1→10に広げる企画の極意』(六本木未来大学編、日本経済新聞出版社)
菅野薫「チームでいいものを生み出す方法って何ですか?」より

『1→10に広げる企画の極意』(六本木未来大学編日本経済新聞出版社
菅野薫さん(電通 DCD/ Dentsu Lab Tokyo エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター/クリエイティブ・テクノロジスト)は東京オリンピック招致最終プレゼンで紹介された「太田雄貴Fencing Visualized」「SAYONARA 国立競技場 FINAL FOR THE FUTURE」など、JAAAクリエイターオブザイヤー(2014年、2016年)、国内外の広告・デザイン・アートなど様々な領域で活躍されている方です。

「新しさ」とは

「新しさ」という言葉を意識はするものの、その言葉の持つ意味はあまり考えたことはありませんでした。「新しい」ということは、過去の比較して「ないもの」です。他と比較して「違うこと」です。確かに、相対的な概念です。

新しいものを生み出すためには、論理的には、過去にない、周りと違うことを探さなければばならないので、過去を学ぶ必要があります。

専門領域を究める

過去を学ぶと言っても全てを学ぶのは不可能です。

菅野氏は「だからこそ『専門領域』がある」と語っておられます。つまり、専門領域として特化することで、調べたり、学んだりということが可能になります。

まず過去を研究する中で、良いと思ったことは徹底的に真似をする。素晴らしいと思った理論、スキルを学び、実践してみる。専門家が集まる学校や業界に身を置くことによって基本要素が向上させることが可能です。

そんな学びの中から、自分に合ったもの、さらに得意なものを見つけ究めて、そこから「新しいもの」を生み出します。

何のために学ぶのか

さて、「何のために学ぶのか」という問いに対して、私の考えは、自分の成長を社会に役立てるために学ぶということです。自分の個性で、自分ならではの方法で社会に貢献したいと考えています。

成長は「過去の自分とは違う自分自身のこと」であり、個性は「周囲と違う自分」ということです。

そのためには、専門領域を持つ。基本的なこと、良いと思ったことは徹底的に真似をする。素晴らしいと思った理論、スキルを学び、実践してみる。

セミナーや同業者・同職種の人達と人脈を作り、集う中で切磋琢磨する。

個性を磨き、いわゆるパーソナルブランディングを確立していくことで、自分ならではの社会へのお役立ちを実行していくことが学ぶ目的です。

パーソナルブランディングは「真似ぶ」から

「新しさ」ということは相対的な概念です。「新しさ」を生み出すためには、比較する先を特定し、しっかり学ぶことが必要です。

パーソナルブランディングで際立たせる「個性」は、自身の絶対化といった絶対的な概念ニュアンスもありますが、これを相対的な概念と捉えると「差別化」ということになります。

「差別化」を容易にするカギは、「専門領域」というものをしっかり持つということです。

究めるためには、徹底的に真似をすることです。

「学ぶ」の語源は「真似ぶ」なのですから、安易に「目新しさ」に走らず、過去・他人からしっかり基本事項を「真似ぶ」ことが大切なのではないでしょうか。

そして、「真似ぶ」を最新にアップデートし続けなければなりません

ただし、「真似ぶ」のは、他者と同じことをして安心するためにではなく、あくまでも「新しさ」を究めるためにです。

その他にも、菅野薫氏の言葉を取り上げたブログを書きました。
よろしければこちらもご覧ください。

菅野薫氏「実現しないアイデアは存在しないのと一緒」/創造力は実現力「ことを運ぶ力」の大切さ

「原っぱと遊園地」/ワークショッププログラム設計の2つの発想(№179)(佐渡島庸平氏、横石崇氏の対談「コミュニティづくりについて」・六本木未来大学講義録2より)

この記事を書いた人

烏山資之

烏山資之

企業で「人の成長」にかかわる仕事に長く携わってきました。

プロフェッショナルとして「人の成長」に関わり続けることをライフワークとし、少しでも誰かの成長のお役に立てればと思っています。

ブログでは、そんな私が学んだこと、気づいたこと、感じたことを発信し、誰かの、何か、前進のヒントになればと思い情報を発信し続けます。

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