作家マクシム・ゴーリキーの言葉から、今のインターネットの世界を連想してしまいました

2019年3月28日№ 149ワンセンテンスブログ

3月28日はマクシム・ゴーリキー(1868 – 1936)の誕生日。

ゴーリキーはロシア・劇作家です。ポケモンの名前ではありません。

幼年の頃、私はみずから自分を蜂の巣のように想像した。さまざまのなんでもない、ごく平凡な人々が、生活についての自分の知識や思考の蜜を蜜蜂のようにそこへ運んできては、誰でもできるもので私の精神を惜しげなく富ましてくれるのだ。しばしばこの蜜は汚く、また苦いことがあったけれど、あらゆる知識は - やっぱり蜜であった。(『幼年時代』湯浅芳子訳、岩波文庫)

小さい時は、貪欲に何にでも興味を持っていました。

ゴーリキーは、自分を蜂の巣に例えて、周囲の人たちが蜜蜂のようにどんどん自分の巣に知識を運んで来てくれる、そのように感じていたようです。

今の時代、インターネットは蜂の巣と同じです。

しかし今は、ゴーリキーとは違い、幼年で知識欲旺盛でなくても、老年で円熟していても、ほんのちょっと興味を持っただけで、誰でもパソコンからいくらでも情報を取ることができます。

放っておいても、SNSにはどんどん情報が流れ込み、いろんな人がネットの中に蜜を運び込んでくれています

有益な情報もあれば、まさに悪い情報もあります。

しかし、私達は痛い目にあったとしても、パソコンに向き合い、 ネットから離れることができません。まさに蜜の味です。

ひと昔であれば、少し興味を持ったぐらいでは、そこから深堀りをして調べ物をすることなんてできませんでしたが、今は手軽にどんどん情報を深掘りしていくことができる。

本当に便利な時代になりました。

知識を消費する感覚で、軽く扱うことができるようになりました。

このことで精神の生産性は上がっているのでしょうか。

ひょっとしたら精神の消耗の方が激しくなっているのかもしれません。

自分はどっちなのでしょう、しばし、考えてみたいと思います。

ゴーリキーの言葉からは脱線した話題になってしまいましたが、今日も一日一ブログにこだわり、ノルマを達成することができました。

お読みくださった方、ありがとうございました。

(「一日一文 英知の言葉」木田元編、岩波文庫)3月26日の記事より

「一日一文 英智の言葉」木田元編 岩波文庫

この記事を書いた人

烏山資之

烏山資之

企業で「人の成長」にかかわる仕事に長く携わってきました。

プロフェッショナルとして「人の成長」に関わり続けることをライフワークとし、少しでも誰かの成長のお役に立てればと思っています。

ブログでは、そんな私が学んだこと、気づいたこと、感じたことを発信し、誰かの、何か、前進のヒントになればと思い情報を発信し続けます。

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