コーチングのゴールを決める:コーチング開始にあたっての最重要のこと

2019年3月28日№150 ワンセンテンスブログ(コーチング)

今回のワセンテンスブログはコーチングについてです。

コーチとしてセッション開始にあたって最重要なことは何でしょうか?

私は、「目標・ゴール」を決めることとだと考えています。
このことについて、意見をまとめてみました。

開始時に最初にすること

コーチがセッションを開始する時に、最初にすることはクライアントに興味を持つことです。

クライアントとこれから伴走していくことになります。

コーチとしては、まずクライアントの性格や価値観、置かれている状況、背景など、クライアントについての情報をできるだけ自分にインプットする必要があります。

単なる興味本位ではなく、クライアントと共感するためには、できるだけクライアントを知ることがまず大切だと考えます。

コーチング開始の時に最重要なのは目標・ゴールを決めること?

私が考える開始にあたって最重要のことは、コーチングによって目指す「目標・ゴール」を決めることだと考えています。

コーチングにはそもそも目的があるはずです。

なぜコーチングを受けるのか、受けることになったのか。セッションを開始するにあたって、まずコーチングの目的を確認します。

目的が不明確だとその後のセッションが迷走してしまいます。

目的がはっきりしている場合はよいのですが、必ずしもそうでない場合があります。

「コーチングの目的は何ですか?」と質問しても明確な答えが返ってこないことがよくあります。

その場合は、最初のセッション、初期の数回のセッションは「目的」の明確化に時間を費やすことになります。

目的が明確になれば、目的に沿った目標やゴールの設定ができるようになります。

目標・ゴールにはいつ達成するかという時間期日を入れることができます。

「10回のコーチングが終了した時に何が達成していれば良いですか?」「今日の30分のセッションでどんな成果が得られればいいですか?」という質問を契機に、目標・ゴールを設定することができるようになります。

目標が明確になれば、コーチングセッションの話題がぶれません。

まとめ

「あなたは行き先のないバスに乗りますか?」

コーチ(Coach)とはそもそも「馬車」の意味です。

コーチはクライアントを載せて目的地へと運ぶことが役割です。

「目的地」のないコーチは意味がないのです。

コーチングのゴールはコーチが決めることではありません。

クライアントが決めることです。

コーチは最初の質問として「どこに行きたいのか」をクライアントに質問するのです。

だから、まずコーチは「目標・ゴール」を明確にすることから始めるのです。

コーチングを勉強、実践する中でしみじみ感じること、お話させていただきました。

この記事を書いた人

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西口満

「気づきによる学び、自ら成長する」を支援し、ひとりひとりのウェルビーイングの実現と生産性の高い職場のチームづくりを行い、企業や社会の発展に貢献する

ビジネスリーダー育成コーチ、
人事戦略のコンサルティングをしています。

プロフェッショナルとして「人の成長」に関わり続けることをライフワークとし、少しでも誰かの成長のお役に立てれば幸いです。

ブログでは、そんな私が学んだこと、気づいたこと、感じたことを発信し、誰かの、何か、前進のヒントになればと思っています。

これからも情報を発信し続けます。

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