№238 2019年10月24日八千草薫さんが亡くなられました。享年88歳です。
1947年に宝塚歌劇団入団。映画、テレビドラマと亡くなるまでの72年間活躍。“日本の母”として親しまれた大女優でした。
今日のワンセンテンス
テレビニュースで八千草薫さんを偲んで、この言葉の紹介がありました。
『いつも楽しく、少しだけ無理をする』(八千草薫)
周囲の人達から「気を付けてくださいね」「無理をなさらないでくださいね」と労わってくださる言葉が増えてきたと感じたことがあったそうです。
ということは、私が年を取ってきたと思って皆さんが気を使ってくださっている。
でも、無理をしないですぅ~と生きていても、なんか生きている感じがしないし、少しだけ無理をするのがちょうどいいんじゃないかって。
若い時はうんといっぱい無理をしてもいいけど、年を取ってきたら少しだけ、無理をちょっとだけでもして生きていったらいいかなっと思いました。
命を使い切る
素晴らしい言葉だなと思いました。
年を取って体力がなくなってきた、自分なりにペースを落として、穏やかに生きようとするのが普通です。
しかし、それでは人生に面白みがない、生きている感じがしない。
無理はできないが、いつも面白いことに飛び込むことを忘れない、いつもチャレンジをしていく。
それが生きているということなのではないでしょうか。
八千草さんからそんなメッセージを受け取ることができました。
無理をするということは、いつも自分のできることをきちんとやる、その上でさらに背伸びをするという意味が含まれているように思います。
自分の能力を、ここぐらいまで、ここまで、と制限をかけずに、いつもいっぱいまでストレッチする。
そうすることで、死ぬまで成長し続けることができます。
手を抜いてはいけません。
せっかくもらった命、ほどほどに使って縮んで消耗していくよりも、常に伸ばして成長させる方がいい。
命はいっぱいいっぱい使い切るようにしたいものです。
八千草薫さんのご冥福をお祈り申し上げます。