2019年3月15日№136ワンセンテンスブログ、1911年(明治44年)の平塚らいてうの言葉です。
平塚らいてう(らいちょう1886 – 1971)は明治時代から大正、昭和にかけて女性の権利拡大を主張した活動家です。
バイタリティ溢れるすごい言葉!!
元始、女性は太陽であった。真正の人であった。今、女性は月である。他に依って生き、他の光によって輝く病人のような青白い顔の月である。私どもは隠されてしまった我が太陽を今や取り戻さねばならぬ。(『元始女性は太陽であつた – 青鞜発刊に際して』より
「そもそも女性は太陽、自ら光を放つ真正の人(本当の人)であった。しかし、今の女性は自ら光を放つことのない月の様なもの。他からの光をもらって間接的にしか輝けない病人のような存在である。女性はそもそもの自ら輝く存在として復活しなければならない。」
私なりに解釈をしてみましたが、こういうことなのでしょう。
「青鞜」は1911年(明治44年)創刊の日本初の女性による月刊文芸誌、1915年(大正5年)まで52冊が刊行されました。
『青鞜』の名前は”Bluestocking”の和訳。ブルーストッキングは、18世紀当時ロンドンで深い青い色の毛糸の長靴下を履くことが、教養が高く知性ある女性グループのシンボルとされていたそうです。(ウィキペディアより)
当時、良妻賢母が女性のあるべき姿として常識だった時代です。
こんな言葉を明治時代に雑誌に書いて発表するなんて、ただただすごい女性として驚かざるを得ません。
女性運動を云々というよりも人間として非常にバイタリティ溢れる人だということに感心してしまいます。
今は女性活躍の時代です
男女平等という考えは当たり前のこととして理解されていますが、実質のところ女性の社会進出はまだまだ限定的なものでした。
少子高齢化がクローズアップされた背景もあり、ようやく女性の社会進出が本物になろうとしています。
私が人材育成などでお付き合いする女性は、どの方もバイタリティに溢れ、有能な方ばかりです。
どちらかといえば男性より女性の方が学ぶことに積極的でチャレンジしている方が多いように感じます。
そう感じるのは私だけでしょうか。
男性だから、あるいは女性だから、ということではなくて、それぞれの個性でたまたまそう感じているだけということが正解かもしれません。
しかしながら、女性は人間の生命の源であり、人間という種を未来へつなげていくのは女性によるところ大です。
これからの社会の発展を左右するカギはやはり女性が握っているように感じられます。
最後に、私の仕事においても女性のバイタリティを支援するような人材育成企画を考えてみたいと思いました。