2019年3月14日No.135のワンセンテンスブログ
「すべての悩みは人間関係の悩み」とアルフレッド・アドラーが言っています。
もっと相手のことを知ることが、悩みの解消につながるのかもしれません。
相手を知る2つの質問
相手とのトラブルになる原因を考えるとお互いの思い込みや誤解によることがあります。
根本的に価値観の違いが衝突の原因になっているケースもあるでしょう。
悩んでいる時は、とかく頭がフル回転(空回り?)しています。
クールダウンで、自分と相手の関係について冷静に考えると解決のヒントが得られる可能性が高まります。
相手を知るための質問です。
「自分とその人との違う点は何だろうか?」
まずは冷静になり、相手との相違点に想いを馳せてみましょう。
相手の背景、立場、責任、も目指しているビジョンや目標、その人の人間関係、好きなこと、嫌いなこと、家族のこと、生い立ち、などなど、、、。
そして、
「この人と自分との共通点は何だろうか?」
相手の人との共通点を考えてみる。
どこか似ている点、親しみが持てる点について。
私には親友がいます
子供の頃からの付き合いで、時々遊んだり、お互いの相談に乗ったり、良い関係をずっと継続していました。
1年前ぐらいの時です。あることがきっかけで気まずくなり、関係が途切れてしまいました。
彼の身に大きな事件があり、相談に乗るうちに行き違いがあったのです。
「行き違い」と言えるようになったのは、上の問いで彼との相違点を考えることで、彼の立場を理解して、自分の気持ちが整理できたからです。
今度は、彼との共通点を探す問いで彼との親愛の情が高まることになり、途切れていた関係を復活させたいという気持ちが高まってきました。
また、考えているうちに、彼へ自分の価値観を押し付けようとしていたような反省ができました。
相手のことを考えることは自分自身のことを考えることと同じです。
相手への期待や思いは、すべて自分が発していることであり、反射して自分に返ってくるということに気づきました。
相手を知るということは自分を知ることでもあります。
今度、久しぶりに連絡を取ってみようと思っています。
信頼関係の構築へ
また、相手のことをもっと知りたいと思うようになり、興味関心が増すことになります。
このことは、さらに相手への理解・共感が進み、トラブルに強い信頼関係構築につながります。
人間関係に悩むことがあれば、これらの「質問」を自分自身に問いかけてみてください。
きっと何か前進のための一歩が見つかるかもしれません。