2019年2月22日№ 116 ワンセンテンスブログ 誰もが成功したい、幸福になりたいと願います。
しかしフランクルはそれを直接的に求めてはならないとし、間接的に結果的に生じるものとしています。
「成功を目指してはならない 、成功はそれを目指し目標にすればするほど、遠ざかる。
幸福と同じく、成功は追求できるものではない。それは自分個人より重要な何者かへの個人の献身の果てに生じた予期しない副産物のように...結果として生じるものだからである(『夜と霧』ヴィクトール・ フランクル)
ヴィクトール・フランクルはオーストリアの精神科医。
ナチスドイツにユダヤ人として強制収容所に送られたが奇跡的に生還。「夜と霧」は強制収容所での体験に基づいた本です。
極限状態において彼はこの本の中で生きる意味について深く考えました。
強く成功や幸福の実現を願うことは、それが実現していない現在を呪っていることになるのかもしれません。
今の不幸せを意識しないで、日々を精一杯生きる、その結果としていつの間にか幸せを感じる瞬間が訪れるということなのでしょうか。